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国宝”青不動” 青蓮院初公開!

[日本三不動]の一つ京都青蓮院の仏画 ”不動明王二童子像”国宝が境内の宸殿で公開されている
青蓮院境内での公開は1144年創建以来初めての御開帳で期間は12月20日まで。
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平安時代の11世紀の作で縦203.2㎝ 横148.5㎝.
4枚の絹布を継いで一画面としている。
憤怒の表情を浮かべ、一切の人々を救うまではここを動かないという不動明王の姿が描かれている。
右手の剣は魔を退散させ、人々の煩悩を断ち切る為。
左手の顕作羂索は悪を縛りあげ、煩悩から抜け出せない人を救いあげる為に有ると言われている。
炎を背負っていて その中には迦楼羅(かるら)と呼ばれる7羽の火の鳥と両脇に童子従えている。
気品に満ち 優雅で華やかな仏教画が長く信仰の対象で有ったのが理解できる気がしました。
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この大画像は 当初朝廷の中でまつられ皇室の方々に信仰されいたが その後平安時代の末に
皇室と縁が深かった青蓮院に下賜されたと伝えられています。
お庭がとても美しく整備されていて 築山からは市内が美しく眺められました。
夕方からはライトアップされるそうですが 時間が無く見ることはできませんでした。
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仏画の不動明王で国宝は珍しく 特に青不動は公開が少ないと聞いていたので
巡り合う事が出来 大変幸せな旅でした。
by minibaimo | 2009-11-18 23:09
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